米10年債5%の正体。インフレ期待は下がったのに、実質金利は2.68%まで上がった
米10年債利回りは9月16日に5.01%へ上昇しました。しかし9月10日から16日にかけて、10年実質金利は2.55%から2.68%へ上昇する一方、名目金利との差でみるインフレ補償は約2.40%から2.33%へ低下。原油が下がって株が反発しても、金利面の逆風が消えたとは言い切れない理由を整理します。
FRB、FOMC、米国債、長期金利、実質金利、タームプレミアムを扱う。
米10年債利回りは9月16日に5.01%へ上昇しました。しかし9月10日から16日にかけて、10年実質金利は2.55%から2.68%へ上昇する一方、名目金利との差でみるインフレ補償は約2.40%から2.33%へ低下。原油が下がって株が反発しても、金利面の逆風が消えたとは言い切れない理由を整理します。
FRBは追加利上げを示唆したのに、S&P500とNASDAQは上昇しました。原油、米10年金利、雇用データを分けて見ると、株高の理由と残るリスクが見えてきます。
9月利上げそのものより重要なのは、FRBが2027年末の政策金利見通しを3.6%から4.1%へ引き上げたこと。強い成長と消費が追加引き締めを可能にする一方、インフレの広がりはまだ確認が必要です。